給料前ピンチを乗り切る節約術

この先給料日まで必要なお金はいくら?

忘年会

クリスマスパーティに忘年会、新年会…と楽しいイベント続きの年末年始。でも、ちょっと油断すると、お財布がすっからかんになる危険も……

「楽しい仲間と忘年会」「クリスマスだし、彼氏にプレゼント」「あ、自分にもプレゼント買っちゃう?」なんて、お金をぱーっと使っているうちは本当に楽しいもの。でも、はっと気がつけば、お財布が大ピンチ。自分のお金を自分のためだけに自由に使える一人暮らしでは、ついハメを外しすぎてしまうことも、時にはあります。

できればそうならないように過ごすのが一番良いのですが、過ぎてしまったことは今さらくよくよ悩んでも仕方がない。すぐにこの先どうやって過ごすのか、対策を立てることが先決です。

まず、手元にあるお金を確認。そして、この先給料日までにどうしても使わないわけにはいかないお金(例えば、冠婚葬祭や欠席できない会社の忘年会など)をそこから別によけてしまいます。そこに残ったお金が、収入があるまでの生活費です。

金額と目的が明確に数字になって表れてくると、より切実になるので、無駄遣いはできなくなるはず。よけたお金は、目的以外のことには絶対使ってはダメですよ。

 

諦める気力、断る勇気も、時には必要

節約

本当に必要なこと、欲しいものを取捨選択し、それ以外のものにお金を使うのはぐっと我慢

「必要なお金をよけたら、一円も残ってない……」なんていうことになってしまったとしたら、次はそのお金を本当に使わなくてはいけないかをよく考え直してみることが必要。この季節、お誘いや誘惑は多いけれど、ない袖は振れぬ。魅力的なクリスマスアイテムや楽しそうな飲み会、それに続く二次会など、諦める気力や断る勇気も持たなければなりません。

どうしても欲しいものが買えなかったり、楽しいお誘いを断らなければならなかったりしたのは、それまでのお金の使い方に計画性がなかったから。反省して、今後に活かしましょう。「お金がないから」と言って、決して借金やキャッシングなどに頼るのはNG!

ギリギリを乗り切れ! ケチケチ節約術

手元に残ったわずかなお金。それでも何とか給料日までもたせなくてはいけません。このせっぱつまった状況を解決するため、こんな節約術はいかがでしょうか。

■飲み会するなら、持ち寄りホームパーティで
 

鍋料理

鍋パーティはリーズナブルで楽しくて楽チン。家飲みでお金をかけずに楽しみましょう

忘年会や新年会などの飲み会。いくら激安の居酒屋で開いたとしても、ほんの数時間で数千円のお金が飛んでいきます。おまけに二次会で別の店……ともなれば、さらに出費は増すばかり。

そこでおすすめなのがホームパーティ、家で飲んだ方が安いし、時間も気にせずに済むし、何より楽しい。自分の部屋を提供する代わりに、食材や飲み物などは持ち寄ってもらえば、なんと自分はお金を使わずにすんでしまうかも。もちろん普通に割り勘にしても、お店で飲むよりは間違いなく安く楽しめますよ。

■お腹に溜まるものを、とにかく安く買っておく
給料日までまだ日があるときには、まず何より、それまでどう食いつなぐかを心配しなくてはいけません。お金がないときに、これさえ買ってあればひとまず安心なのが主食となるもの。例えば、米やパスタ、パンなど。

そんな中でもスパゲティは、100円ショップなどでも安く買えて(400~500gで100円程度のものがあり)、腹もちもよく、ソースなどで味もとりどり楽しめるため貧乏生活には欠かせない食材です。手持ちの食材や調味料と合わせても、いろいろと工夫ができますね。

同じものばかり食べ続ける日々は、想像以上につらいもの。でも、それは無計画にお金を使った自分への罰(笑)。給料が出たあとの食事で、改めて食べることの大切さや美味しさを噛みしめてください!

■お財布に、お金を入れない
 

お財布

ほんの10円、100円と思っても、積もり積もれば大きな出費に。買いたい気持ちを抑えるにはお財布にはお金を入れない!

無駄遣いを防ぐためには、必要なもの以外にお金を使わないこと。そのためにはお財布にお金を入れておかないのもひとつの手。学校や会社に行くだけなら、定期とお弁当があれば、お金を持っていなくたって、とりあえずはなんとかなるという人も多いのでは。心配なら、ICカードに多めにチャージしておくといいです。

お金が入っていると、例えばコンビニに入ったときなどにガムなどが目に入って、「小さなものなら、まぁいいか」と、絶対に必要なものでもないのに、気軽に払ってしまいがち。でも、小さなものでも積み重なれば意外と大きな金額になるもの。それが給料日前のお財布を切迫させる原因にもなっているかもしれません。

■お金のかからない場所で過ごす
出かけなければお金を使わずに済むと思うかもしれませんが、冬場は暖房などで家にいると意外にも暖房費などがたくさんかかることもありますし、何よりせっかくの休日に家にいてばかりでは息が詰まってしまいます。

おでかけするなら、お金がかからずに時間が長くつぶせる場所。例えば、図書館。本だけでなく、CDが聴けたり、DVDが視聴できるところも。他にも自治体が運営する施設は無料で見学できるところなど、半日以上楽しめることもあります。お金のないときのデートも、こういう場所に行ってみると、意外と新鮮かも。

ギリギリを乗り切れ! ケチケチ節約術

■売れるものを売りまくる
 

本

本やCD、ゲームなどは比較的簡単に換金しやすい。100円でも200円でも手に入れたい、そんなギリギリのときに

お金がないなら、稼げばいい。てっとり早く現金を手にするなら、手持ちのものを売りに出すという方法があります。本やCD、DVD、ゲームソフトなどは比較的売りやすく、換金しやすいもの。ブランド品や家電などは、リサイクルショップで高額で買取してもらえる可能性も。不用品があれば、年末の大掃除ついでに処分してもいいかもしれませんね。

■最後に頼れるのは、やっぱり人間!
お金がなくて、給料日までももちそうもないとき、最後の最後は恥ずかしくとも、みっともなくとも誰かに頼ることも考えてみましょう。行き倒れる……ということはなくとも、お腹が空きすぎて、会社や学校でぶっ倒れるというのも迷惑です。

例えば、実家に頼んで、救援物資を送ってもらったり、恋人や友達の家に居候させてもらったり。それが給料日前毎度のことでは呆れられるだけですが、ごくたまにの出来事であれば、親や恋人なら「甘えてくれて嬉しい」と、運よく思ってくれる場合もなきにしもあらず(笑)。

 

お金の管理、予備の貯蓄もお忘れなく

家計簿

上手なやりくりを身につけるには、お金の流れを把握することが大事

一度や二度、給料日前に大ピンチがあったというのは、一人暮らしの失敗談として笑い話にもなるもの。でも、それが何度もあるという場合は、ぜひ一度、自身のお金の使い方を見直してほしいと思います。

節約する目的やお金の流れを把握する方法などについて詳しく紹介しています。また、給料日前までギリギリでも何事もなく過ごせればいいですが、万が一病気やけがなどで大きくお金が必要になることもあります。いざというときに使える予備のお金も用意しておくと安心です。